宇宙開発スタートアップ「GITAI(ギタイ)」とは?

宇宙

※本記事のアイキャッチ 画像におけるGITAIのロゴはGITAI公式サイト様より引用させていただいております。

こんにちは、エクスです。

今回の記事では、宇宙開発スタートアップの「GITAI(ギタイ)」を紹介してみたいと思います。

最近よくニュースで耳にされている方も多いと思います。

ちょっと変わった名前ですよね。

おそらく、人間の分身となるロボットの実用化を目指されていることから考えると、あくまでも僕の妄想ですが攻殻機動隊に出てくる「義体」がモチーフになっているのではないかと思います。

間違っていたらすみません!

それではさっそくみていきましょう(╹◡╹)

「GITAI(ギタイ)」とは?

「GITAI(ギタイ)」とは宇宙開発スタートアップの会社です。

おもに宇宙空間や月面での作業を想定した宇宙作業ロボットを開発しているベンチャー企業です。

設立は2016年とわりと最近でありながらJAXAと共同研究を行っていたり、これまでに数十億円もの資金調達を成功させていたり、イーロンマスク氏の宇宙ベンチャー・スペースXのロケットにてGITAIが開発した宇宙作業ロボットを国際宇宙ステーションISSまで送り込んだりしている超人的なスタートアップ企業です。

なんというか、、スタートアップというよりやってることがすでに大企業のレベルを感じるのは僕だけでしょうか・・?

GITAI(ギタイ)のビジョンとは?

GITAI(ギタイ)のビジョンは下記のとおりです。

GITAIのビジョン

「宇宙に対して安価で安全な作業手段を提供する」


GITAIは2040年には世界的な宇宙ロケット開発企業と対等なパートナーとして、月や火星に都市を建設したり、宇宙コロニーを建設したりする、安価で安全な労働力を提供しています。
彼らが輸送手段を提供し、我々が作業手段を提供します。彼らが輸送コストを下げ、我々が作業コストを下げます。

出典:GITAI公式サイト

とのこと。

補足をすると、宇宙空間への移動手段はスペースXなどすでに様々なスタートアップが挑戦していますが、でも実際に宇宙へ行って宇宙空間で作業を行う宇宙飛行士のコストってすごく高いんですって。

それに宇宙線などの影響で宇宙飛行士への健康被害のリクスや最悪の場合、悲惨な事故に巻き込まれたりするリスクと常に隣り合わせですよね。

しかし今まで「宇宙での作業」という任務は宇宙飛行士まかせでした。

そこでGITAIとしては宇宙空間で作業するロボットを開発し人間の代わりに様々な任務や実験を行える宇宙作業ロボットを開発しようと考えたわけです。

そして宇宙用作業ロボットの実用化を成功させ、宇宙作業のコストを100分の1に下げることで宇宙産業に貢献するというビジョンをかかげています。

何か壮大でロマンがありかっこいいですよね。

日本にもこういう良い意味で突き抜けた感のある企業があると思うと夢がありますね。

GITAIのすごいところ 

社長の中ノ瀬翔氏が未来を創る35歳未満のイノベーターの1人に選出されている(「nnovators Under 35 Japan」)

Innovators Under 35は35歳未満の若きイノベーターたちを称賛し支援することを目的として、1999年から開催されてる世界的なアワードです。

過去にはGoogleの創業者やFacebookのマーク・ザッカーバーグ氏も受賞している名誉あるアワードにGITAIの社長・中ノ瀬氏も選出されています。

「ANA AVATAR XPRIZE」のセミファイナリストに選出

「ANA AVATAR XPRIZE」とはANAが主催する、簡単にいうと分身ロボット(アバターロボット)やテレイグジスタンスを実現するための賞金総額1,000万ドルのコンテストです。

世界中の企業が応募しておりその中から選ばれてセミファイナリストに選ばれることは難関中の難関。

そのセミファイナリストにGITAIは選ばれています。

GITAIの宇宙作業ロボット、スペースXのロケットにて打ち上げ→国際宇宙ステーションへ到着

GITAIの宇宙作業ロボットは2021年8月、スペースXのロケットにて打ち上げられ無事国際宇宙ステーションへ到着しています。

動画がこちら↓

スタートアップとはいえないスピード感がもはや常人の域を超えています。

ISS船内での技術実証に全て成功

上記のとおり、スペースXのロケットにて無事ISSへ到着したGITAIの宇宙作業ロボットS1は技術実証を全て成功させています。

その時の動画がこちら↓

元SCHAFTのFounder&CEO・中西雄飛氏が参画している

アメリカのDARPAロボティクスチャレンジで2位以下に圧倒的な差をつけて優勝した実績のあるSCHAFTのFounder&CEO・中西雄飛氏が実はGITAIにチーフ・リスク・オフィサーとして参画しています。

ホームページにもでかでかと登場されています。

過去にかいたシャフトに関する記事を紹介しておきます。↓

控えめにいってこの宇宙開発ロボットベンチャーGITAI・・

無双状態です。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今日は最近ニュースでもよく話題になる宇宙開発スタートアップのGITAIについて紹介しました。

一番直近のニュースではGITAIの月面作業用ロボットローバーR1がJAXAの模擬月面にて実証実験に成功したとの報道がされました。

2016年に設立されて以降この6年の同社の歩みはまさに電光石火のごとくつぎつぎと偉業を成し遂げてきています。

宇宙空間への移送サービスをやってる起業家の方は結構いらっしゃいますが、「宇宙空間での作業」という点に着眼されてロボット開発を進めている同社はまさに唯一無二のオリジナルスタンダードで、それが日本人発というのも我々に勇気や希望を与えてくれる存在だと思います。

今から注目しておいた方がいいかもね!

GITAIの今後の活躍を応援しています!

以上!

さいごまでありがとございました。

  • 社名:GITAI Japan株式会社(本社)、GITAI USA(米国支社)
  • CEO:中ノ瀬翔
  • URL:https://gitai.tech/

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