はい、どーもエクスです!
てなわけで今回はTwitterでもちょっと前に書いたように↓
上記のとおり!
今回の記事はあのテスラの「テクノキング」(←実際の肩書!)、イーロンマスク氏が
「今後は自動車事業よりもヒューマノイドロボット事業が最重要になる可能性がある」
と語った件について、一応ロボティクスブログを標榜しているガラテアロボティクスの身としてはちょっと看過せずにはいられない、注目しておきたいもっというならばイーロンマスク人気に便乗したい発言だと思いまして今回の記事を書いています。
ゲスやな
てなわけで、今回はイーロンマスク氏が語るヒューマノイドロボット事業の可能性について、かいつまんでみていきたいと、、、オモイマース!

ユーチューバー風にいうな!
今後は自動車事業よりヒューマノイドロボット事業が重要になる
さて今や伝説となたEVのテスラロードスターを皮切りに現在モデル3やモデルS、そしてモデルXで旋風を巻き起こしているテスラですが、そのテスラCEOイーロンマスク氏が
「今後は自動車事業よりもヒューマノイドロボット事業が最重要になる可能性がある」
原文:The humanoid robot Tesla Inc. first teased five months ago may be the most important product the carmaker is working on and has the potential to be more significant than its vehicle business.(bloombergより引用)
と見解を語りました。
イーロンマスク氏によるとテスラが現在取り組んでいるヒューマノイドロボット事業「Optimus」はどの自動車事業よりも重要になるとのことです。
テスラは去年の2021年に、AI DAYにてこの汎用人型ヒューマノイドロボット「Optimus」のお披露目をしています。
ちなみにその時のお披露目は半分イーロンマスク氏の面白半分みたいなジョークのようなノリで実はヒューマノイドロボットの中身は人間だったというオチつきですが、EVの時からもそうですが彼のまだ現実に実在しない製品やサービスをあたかも現実に存在しているようなノリで発表してしまうというのは彼のやり方でありまして
その点を考慮しますと、ここまでヒューマノイドロボティクスに固執していること=イーロンマスク氏のロボティクス事業に対する本気度がうかがえるのではないかと考えられます。
こちらがその時の汎用人型ヒューマノイドロボット「Optimus」のお披露目発表会の様子です。

イーロンマスク、しょっぱなから笑いこらえてるやんけ

ほんまにこれでヒューマノイドできるんかいな。心配なってきた。
確かに現在はおそらく現物の「Optimus」の製品はできあがっていないにしろまだ試作段階か実験段階かと思われますがテスラがこれまでに実現させてきた電気自動車のビジョンとイーロンマスク氏の強烈な個性とリーダーシップを考えれば実現する可能性は限りなく高いと考えられますよ。

期待してます(と、いっておこう)
移動手段としての自動車と、人間の変わりをするヒューマノイドロボットを比較すると移動手段は別に車だけではなく自動車のほか、バイクや電車、バス、今後は空飛ぶタクシーなど数えればキリがありませんが、人間の代替で仕事をしてくれるとなるとロボットしかありませんよね。
そういう意味でも今後AI技術が高度化されていくなかでロボティクス事業のほうが自動車事業よりも需要が高まるというイーロンマスク氏の見解も納得させられるものがあります。
自動運転のAI技術をヒューマノイドロボットに移植する
イーロンマスク氏が語るところによると、ゆくゆく自動車は完全自動運転になってくる。
その時に使われる完全自動運転のためのいわば頭脳部分のコンピュータを汎用人型ヒューマノイドロボット「Optimus」へ移植するとのことです。
つまり完全自動運転で磨かれた技術をロボットに応用する。
たにかにこれは理にかなってますよね。
だって、完全自動運転を実現させるには交通状況だけではなくそれ以外の突発的に発生するイレギュラーな事態に対応する必要があるわけでありまして、例えば歩道からボールを追いかけてくる子供が飛び出してくるとかね。
そんな状況でも的確に周囲の安全を第一に考えて行動できるシステムではない限り完全自動運転というものは実現しないわけで、イーロンマスク氏が今後完全自動運転技術を実現させるというのは遅かれ早かれ世界の投資家は現実に彼のビジョンに期待しているわけです。
つまり完全自動運転技術が遅かれ早かれ現実のものとなり僕たちの目にする車が全てほぼ完全自動運転カーになったころには、この技術が当然ロボットにも応用できない理由はないですよね。
イーロンマスク氏はまずテスラの工場で人手不足の労働力を補う目的もかねてヒューマノイドロボットを稼働させると語っております。
産業用ロボットを製造現場に取り入れている企業は星の数ほどありますが、ヒューマノイドロボットを導入すると発表している人は私の知ってる限りではいまのところイーロンマスク氏ただ一人だけです。
常に先をいくビジョンで人々を巻き込み、おそらく彼自身もそれをモチベーションとして起業家精神を奮い立たせ、できないと思われるものでも実現させてしまう計算されつくされた彼一流の戦略なのではないでしょうか。
テスラ株の近年の動向
テスラの株価の近年の動向は下記のとおりです。

TradingViewの週足ですが、この記事を書いている2022年1月27日現在から見ると2020年までは平坦な株価でだいたい80ドル前後を推移していたのが、2020年から突然急上昇しているのが分かります。
その急上昇っぷりときたら約15倍!!
この急上昇はテスラが開発するモデル3が安定してきたことも要因のひとつだと考えられていますが、マスク氏のツイッターでの情報発信がかなり大きな割合を占めているのではないかと思われます。
例えば2020年にイーロン・マスク氏は下記のようなツイートをしています。
出典:自動運転LAB
・テスラは(自動運転)ソフトウェアをライセンス化し、オープンにする。(2020年8月)
・私は(自動車の)完全自動運転化を達成できる自信があり、来年(2021年)にはテスラの顧客にそれを届けることができるだろう。(2020年12月)
・「FSD(Full Self Driving)」機能のサブスクリプションを2021年初頭に開始するつもりだ。(2020年12月)
上記のように、当時まだ実現できていなかった(現在もですが)完全自動運転にコミットしたことが株価の急上昇に拍車をかけた大きな要因だと考えられます。
2020年はあのトヨタの株価を超えた年でもあります。
イーロン・マスク氏は結果として達成できなかった宣言も多くありますが、常に未来志向で投資家たちの関心ひひきつづけツイートひとつで何全億円もの株価が動くことを考えるとすごいとしかいいようがありませんね。
今後、ヒューマノイドロボット事業に関しても同じようにイーロン・マスク氏が将来のビジョンを語るたびにEVや自動運転への期待感から株価が急上昇したように株価がまたたく間に今よりもさらに上がる可能性もありますね。
イーロンマスク氏、今後は自動車事業よりもヒューマノイドロボット事業が最重要になる可能性語る:まとめ
はい、今日はここまでイーロンマスク氏の語る今後は自動車事業よりもヒューマノイドロボット事業が最重要になる可能性についてみていきました。
2021年には半分ジョークのような汎用人型ロボットヒューマノイドのお披露目をしたイーロンマスク氏でありますが彼はもともとお茶目でサプライズが好きな性格なため、いまこの発表会を見ても
「なんだ!なかに人が入ってたんじゃんかよ!」
「やっぱりヒューマノイドロボットなんてそうそう作れるもんじゃないよな!はは!」
「ヒューマノイドロボットなんて所詮SFの中のはなしだよ!」
と思っている方!
確かに「Optimus」の発表時のロボットの中身は人間でしたが、そのうち少なからず何年もたたないうちにAIやロボティクス技術がこれまでにない角度で進化を遂げ、ロボットスーツを着て踊ってた中身の人間は不要になり本物のAIが中身となりヒューマノイドロボットがいる世界が当たり前になるかもしれませんよ!
スティーブ・ジョブズが最初は嘲笑されていたiPhoneで世界を瞬く間にひっくり返したように。
以上!どうもありがとーございましたー!
参考記事:「ヒューマンロボットが最重要」とマスク氏-テスラ工場で実用化想定|Bloomberg
原文:Musk Sees Potential for Tesla Robot to Eclipse Car Business|Bloomberg
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