ロボットってなんとなく正確に早く、そして強くパワーもある作業ができるみたいなイメージあるじゃないですか?
これまでのロボティクスは確かに強さ、速さ、正確さを追及してきており、結果が今のロボットのイメージにつながってると思うんですよね。
・強さ
・速さ
・正確さ
ふこの上記3つは実際に工学の分野で重要なことには変わり有りませんがロボティクスが今後今以上に発展するためには、これとは真逆の発想がヒントになるかもしれません。
つまり、
「やわらかく」、「あいまい」で「いい加減」な感じが今後重要になってくるかもしれません。
こういう考えをソフトロボティクスというふうに呼びます。
今回はそういうソフトロボティクスについてよく分かる動画の紹介です。

あいまいでいい加減な感じ。エクスさんの出番ですね。
こんにちは、あいまいでいい加減なエクスです。
っ・・!?何だとこらタコこら!

長州力と橋本真也のこらこら問答みたいに言わないでください。
ソフトロボティクスに関して、以前当ブログで下記の記事で少し紹介しましたが(食べられるという点に焦点をあてていましたが)
今回はロボティクスの世界を変えるかもしれないという視点からのソフトロボティクスということで下記の動画を紹介します。
補足:これまでのロボティクスは
これまでのロボットは力とスピードと精度をひたすら目指して研究開発が行われてきました。
いかに強くタフで、スピードが速く正確に部品をピッキングできるか?とかそんな感じですね。
やわらかさとかそんなヤワなものは一切注目されておらず、
ロボットは工学ですから数学や物理学的な答えを導き出せるもの、計算式によりあいまいさやファジーな世界とは無縁のそんな世界でした。
結局ソフトロボティクスとは?
で、ソフトロボティクスの概念は全く逆で、やわらかく、あいまいでいい加減さというのがいい方向にベクトライズしてくれるんですね。
例えば、既存の産業用ロボットにあるようなロボットアームでガラスコップを持つのは相当難しい作業なんです。
ちょっとでも力加減が強いとパリンと割れる。
逆に持つ力が弱いとコップがスポッと抜けてパリンと割れる。
ちょうどいいピンポイントでベストな力加減じゃないとガラスコップを持つという人間にとっては簡単なことですらロボットにとっては相当難易度が高いのです。
でもソフトロボティクスは難しい力センサーを搭載したり加速度を計算したりニュートン力学の法則を応用したりなんかしないでも簡単にやりのけてしまうんですね。
この一見いい加減であいまいな何の役にも立たなそうなやわらかいロボットっていうのが案外現実世界でズバッとストライクな感じでマッチするんですよね。現実的に。
だから正確さとかはともかく目的の仕事をきっちり遂行することができるよ?
あれ?これって現実的には超有用じゃないの?っていうのがソフトロボティクスです。
やわらかさとはロボティクスにおけるひとつの可能性ということが分かり始めたんですね。
ソフトロボティクスは生物のやわらかさ・しなやかさをヒントにしている
ソフトロボティクスって自然界の生物のやわらかさだったりしなやかさだったりを参考にしてるんですよね。

タコとかですか?
・・!?何だとこらタコこら!

しつこい!
まじめに。↓イタリアの研究チームが開発したタコの足を模したロボット

こんな感じとか、ゾウの鼻をもしたロボットとか。

今回はやわらかく曖昧でいい加減な感じがロボティクスの世界を変えてしまうかもしれないゾウというお話でした。

やかましいわ
ソフトロボティクスの考え方はロボット側があいまいさや多少いい加減な感じでもokなので、つかむ対象側もそれを受け入れてくれるんですよね。ようはまさに字のごとく柔軟さ、融通かきくということです。
それがこれまでの正確で力強く、速さが求められるロボティクスとは決定的に違うポイントです。
将来的にはソフトロボティクスを応用した人工筋肉などが更に研究がすすめばやわらかい本物の人間とそっくりの形をしたヒューマノイドロボットが開発されそうですね。

SFの世界のようですね。
やっぱり何ていうか「柔よく剛を制す」というじゃないですか。
やはり何でも物事はロボティクスに限らずやわらかくて弱いものが、強くて硬いものを制すって結構ありますよね?
押せば相手も押し返す。突けば相手も突き返してくる。
やわらかい物腰でいけば相手も素直に許してくれる。
こんな感じで僕もこれからはやわらかくソフトな感じで参りたいと思います。
それでは最後に、せっかくなので気持ちがソフトでやわらかくなるような曲を紹介します。
こちらです。↓

闘争心わいてくるわ!
以上になります!
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